アメリカの感謝祭とは?お店が全部閉まって大パニックの中ビルトモアエステートへ

thanks-giving アメリカ生活

こんにちは。

このブログを訪問してくださってありがとうございます。

アッコさんと申します。アメリカに子供二人を連れて、4年間住んでいました。

日本では、あまりなじみのない、感謝祭。

アメリカでは、クリスマスと並ぶ大きな行事です。

今回は、子供たちの学校でのサンクスギビングの様子と、感謝祭、そして感謝祭の連休に出かけたビルトモアエステートについてお伝えします。

アメリカ現地校の感謝祭イベント

子供たちは、まだ幼稚園と小学校4年生。授業の中で、アメリカの歴史で必ず出てくる、メイフラワー。清教徒が乗ってきた船の名前ですね。そして、ネイティブアメリカン。

4年生の子は、教科書でアメリカの成り立ちを勉強しました。

そして下の子は、訳が分からないまま、保護者が呼ばれ、子供たちはネイティブアメリカンの衣装を着て、ごちそうを食べる、というパーティーがありました。

thanksgiving party

自分で作った衣装を着て、食事をします。真ん中に座っている女性は、担任の先生。ネイティブアメリカンを招待している、清教徒(ピルグリム)の衣装。

そして、料理はこんな感じ。

可愛い紙皿に料理が並べられています。パンプキンパイにコーン、フルーツ、マフィン。ジュース。

サンクスギビングディナー

リンゴにゼリービーンズをさした、飾り物もありますね。

サンクスギビングは、アメリカにとっては大きな祝日。ほとんどのお店が閉まってしまい、遠く離れた家族が集まり、皆で食事を楽しみます。

ターキーに詰め物をしてオーブンで焼き、クランベリージャムとマッシュポテトを添えてごちそうを並べます。

サンクスギビング(感謝祭)とは?

子供たちからは、ピルグリム(清教徒)がアメリカに渡った最初の年は、何も食べるものがなくて、とても困っていたとか。

そして、それを知ったネイティブアメリカンが気の毒に思い、清教徒たちに、トウモロコシの植え方、そしてその苗の下に腐った魚を置くと、それが肥料になり植物が良く育つ、などいろいろなことも教えてもらった、と教科書にも書いてありました。

1620年、ピルグリムを乗せたメイフラワー号はイギリスを出発し、2か月後にアメリカに到着します。しかし、最初の年はとても厳しく、収穫もなく多くの仲間が亡くなってしまいます。そんな彼らを救ってくれたのが、ネイティブアメリカン。そのネイティブアメリカンに感謝をするための祝宴がサンクスギビングになりました。毎年11月の第4木曜日になります。

このターキー、私も何度か食べたことがありますが、鶏むね肉よりももっとぱさぱさした感じ。少し臭みもありました。日本人は少し苦手に思う方もいるようですが、アメリカの方たちは好きな人も多いようです。普段からサンドイッチにターキーを挟んだものがよく売られています。クランベリーソースをかけると、臭みが消えて、とても食べやすくなります。赤いソースは、いろどりとしても綺麗ですね。

アメリカのサンクスギビングの過ごし方

感謝祭になると、アメリカの人たちは遠くに住む家族の元に帰り、一緒に過ごします。日本のお正月のようなものです。女性は、料理をするのに一生懸命になります。もちろん、スーパーやレストランはお休み(ニューヨークやサンフランシスコなどは違うと思いますが)。私の住んでいたところは、コンビニまで閉まってしまいます。空いているのは、セルフサービスのガソリンスタンドだけ。

感謝祭の旅行はビルトモアエステート

お休みもありますから、旅行に行く人も多いです。

最初の年の感謝祭の時は、我が家も旅行に行きました。

これもまた、どこに行くか悩みましたが、ノースカロライナの「ビルトモアエステイト」に行くことにしました。

ビルトモアエステイトとは?

1889年から1895年にかけてノースカロライナのアッシュビルの近くにジョージ・ワシントン・ヴァンダービルト2世によって建てられた、アメリカで一番大きな家「Biggest House」です。ルネッサンス形式の大邸宅で床面積175,000平方フィート、部屋は255あります。ヴァンダービルトの子孫の一人により今も所有されています。招待客には、大統領のウィリアム・マッキンリー、リチャード・ニクソン、そしてチャールズ皇太子などがいます。映画のロケにも使用されたこともあり、ハンニバル、フォレストガンプなどで使われました。

アッシュビルとは、ブルーリッジ山脈にあります。地図でいうとノースカロライナの東の端になります。

当時は、宿泊施設などはありませんでしたが、今では敷地内に宿泊することもできるようです。詳しくはこちらから

Biltmore
VisitBiltmore,America'sLargestHome,builtbyGeorgeVanderbilt.Explorethe8,000-acreestateintheBlueRidgeMountainsofAsheville,NC.

私たちは、その邸宅の見学もして、ガイドの方に案内していただきましたが、もちろん英語だけなので、さっぱりわかりませんでした。ただ、建物の中にボーリング場、そして使用人の部屋も沢山用意されており、その部屋の中は、私が大学時代に住んでいた寮の室内にとてもよく似ていました。家具、寝具、などすべてが重厚で素晴らしいものでした。カーテンなどは、ウィリアム、モリスのものなどもあった記憶があります。

ビルトモアエステート

私たちは、出発当日、車で東の方へひたすら走っていきましたが、何といっても出かけたのは、サンクスギビング。全てのお店がお休みになる日です。流石に有名観光地は、お店が開いているだろうとたかをくくって出かけましたが、流石アメリカ!しっかりお休みでした。

感謝祭は何処もお休み!定番のワッフルハウスへ

どこも見るところがなく、仕方がなく出発した当日は映画館で時間をつぶしました。レストランも空いておらず、探し回ったあげく、やっと見つけた「ワッフルハウス」。アメリカの定番定食レストラン?日本でいうところの「吉野家」「松屋」あたりでしょうか。ここで食事をしました。

ワッフルハウス

流石にホテルは予約をしていたので、空いていました。ほっとしました。当たり前ですけどね。

次の日の朝食は、ホテルで取って、それからビルトモアエステート見学に行きました。私は、興味津々の観光地だったのですが、主人と子供たちにとっては退屈だったようです。仕方ありませんね。

私にとっては、もう一度ゆっくり観光してみたい!と思いましたが、主人はそうではないようです。好みの分かれる観光地かもしれません。

ですが、途中のブルーリッジ山脈のパークウェイは、きれいな山並みが続き、紅葉の時期などは、お子様連れでも喜ばれるかもしれません。

興味のある方は、是非一度ご覧になってもよいかと思います。

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