このブログを訪問してくださって、ありがとうございます。
シニアのあっこさんと申します。
アメリカに4年ほど住んでいたことがあり、50歳台後半になってから社会福祉士の資格を取りました。
今はシニアですから、60歳を超えています。
60歳を超えたシニアと言えば、一番恐れていること、「認知症」ですね。
今回は、NHKのあさイチで認知症の特集をしていましたので、そちらをご報告~。
こんなことありませんか
みなさま、こんなことありませんか?
何をしようとしていたか、ふとわすれたり
人の名前がすぐに出てこなかったり
私は、毎日このような思いをしていますよ。
さて、これはものわすれ?それとも認知症?
2年後には65歳以上の5人に一人が認知症になるといわれています。
今回は、その認知症の最前線情報をお届けします。
新薬、検査、対策
をお伝えします。
認知症の新薬「レカネマブ」
これは、アルツハイマー型認知症の新薬で、治験中とのこと。
認知症でもいくつかの種類があり
アルツハイマー型認知症 67%
血管性認知症認知症 19.5%
と言われています。
レカネマブの効果
この新薬は、アルツハイマー型認知症の原因であるアミロイドβの進行を遅らせる効果があるとのこと。実験では、27%の効果が見られたそうです。
レカネマブの課題
・薬の値段が一年で350万円ほどかかってしまい、二週間に一度の点滴を使い続ける必要がある
・一度破壊された脳神経に対しては効果がない
ということです。
早めに対策をして、定期的に認知症かどうかを調べる必要がありますね。
そこで早期発見やリスクを知ることができる検査があるということです。
認知症の早期発見、リスクの検査
検査の方法は採血になります。20年後の認知症のリスクがわかるとのこと。血液はアメリカに送られ、7000種類のたんぱく質をしらべ、データと比較します。
結果はおよそ1か月後。費用は4万円ほど。
検査項目がいくつかあり、その中で特に大事な項目が4つあります。特に対策が必要な項目に対しては、アドバイスも受けられるとのこと。
認知症リスクの4つの項目
- 耐糖能 ー 血糖値の上昇を抑える。高いと血管が傷つく
- 肝臓脂肪ー 肥満、高血圧
- アルコールー 大量は脳の萎縮につながる。一日ビール400ml
- 心肺持久力ー 心拍を上げることが大事。
以上の4つの項目で検査してもらえます。糖尿病などになると、リスクは1.5倍にもなるそうです。
さて、これからは予防の話
認知症の予防
この番組では、鳥取での取り組みを紹介されていました。
鳥取方式の認知症予防。
2週間に一度、10人ほど、2時間かけて行います。この取り組みで136人に対して効果があったと論文に発表されたそうです。
頭を使いながら、運動する。
丸く円になって椅子に座り、左手にお手玉をもちます。「あんたがたどこさ」を歌いながら 1,2,3とリズムを取り、3のタイミングで隣の人にお手玉を渡します。なかなか難しいですよ。
他には、認知症予防につながるコーヒーショップを経営されているお店もあるとのこと。
ここは、生のコーヒー豆の「トリゴネリン」という成分が認知症の予防に効果があるとのこと。それを利用したコーヒーを出されているそうです。葉にもその成分があるので、お茶も開発しているそうですよ。
鳥取大学の浦上克哉教授の説明
浦上先生の話では、普段の生活で気を付けられることがあるそうです。
運動、知的活動、コミュニケーション
が大事だそうです。
具体的に日常生活で脳を鍛えるには
片付け・・戸棚にものを隙間なくきれいに片付ける、視空間認知機能を鍛える
料理・・・レシピを何度も確認するのではなく、覚える、作業記憶を鍛える
寝るとき・・その日の出来事を思い出す、近時記憶を鍛える、日記がおすすめ
が大事になってくるそうです。
他のポイントとしては、計算力、思考力、判断力、注意機能などが大事だそうですよ。
他にも、中高年以降は耳の聞こえが悪くなってくると、コミュニケーションの機会が減ってくるので、早めに補聴器を使うこともお勧め、とのことでした。
認知症の初期症状のひとつとして、匂いが分からなくなってくることが挙げられるそうなので、料理が塩辛くなったりしていないか、などご家族が注意されているのもいいですね。
認知症最前線のまとめ
さて、いかがでしたか?
いざ認知症になってしまうと、本人はもちろん、周りの人達も大変で心配してしまいますよね。
日頃の生活で気を付けるだけで随分改善されるので、意識して生活されるとよいですね。
気を付けるポイントは簡単でした。
買い物、片付け、料理などを取り組んでみる。日記をつける。
最初はこの辺りから始められると抵抗がないかもしれませんね。
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