こんにちは。
このブログを訪問してくださって、ありがとうございます。
シニアのあっこさんと申します。私は50代後半になってから社会福祉士の資格を通信教育で取りました。シニアになってからでも充分に資格取得は可能です。今回は、その通信教育の最大の課題、レポートについて。
通信教育ですから、レポートを期限内に仕上げる必要があります。
文章を書くことが得意な人ならよいですが、それでも辛いものがありますね。
仕事をしながら、子育てをしながら毎月のレポートはとても大変。
限られた時間の中で、レポートを仕上げるコツをお伝えします。
NHK学園の場合は、一つの単元ごとの分厚いテキストが送られてきました。
福祉系の学生たちは、一冊を半年や一年かけて学ぶ内容になっています。
ひと月で一冊の内容のレポートを4本書かなければなりませんでした。
私は、「社会福祉士」という言葉は知っていましたが、実際の仕事内容は全く知らない
ど初心者でした。そんな私でも、レポート提出で単位を取得することができました。
ここでは、まず最初に基本的なレポートの書き方をお伝えしたあと、
私自身で実践したレポート作成のコツと注意点をお伝えします。
まずは基本のレポートの書き方を押さえておきましょう。レポートと感想文の違い
レポートとは何でしょう?
レポートと感想文とは違います。そこから考えてみます。
レポートとは
- レポートには、問いかけがあります。
- レポートには、問いかけに答える「根拠(データや事実)」が必要です。
- レポートには、出題者が答えてほしいと考えている回答があります。
- レポートでは、根拠(データや事実)に基づいて客観的に問いかけに答えましょう。
- テキストや参考書などから集めた資料、根拠を整理しましょう。
- 分かりやすく誰にでも伝わる文章を書きましょう。
- 誰が読んでも同じ解釈ができる文章が良いでしょう。
感想文とは
- 感想文は自分で書きたいと思うことをなんでも書くことができます。
- 感想文は、自分で感じたことを主観的に書くことができます。
- 感想文は、読者によくつたわらないことがあります。それでも成立します。
レポートの具体的手順
レポートとは
①レポートの課題に対して
②参考資料を理解し、根拠(客観的理由)を集めて
③情報を分かりやすく整理して
④決まった形式に当てはめて書いた回答です
具体的手順
①課題を読み込む
②課題に沿った資料を集める
③おおよその筋書きを考える
④序論ー本論ー結論で本文をまとめる
⑤レポートに適した文章で書きあげる
具体的手順をみていきましょう。
①課題の読み込み
わからない言葉を調べましょう。
テキストの目次や索引から探し出して、そのページを読みます。
福祉辞典を活用しましょう
インターネットを活用しましょう(ただし、信憑性のある、厚労省や、機関などの公的なサイトにしましょう)
②課題に沿った資料を集める
テキストや参考書などを使い、材料を集めます。
わからない言葉は、その都度調べましょう。
③おおよその筋書きを考える
序論ー本論ー結論で考えましょう。分かりやすい文章にします。この書き方だと、書きたいことが読み手に伝わりやすいです。この形式に慣れると、今後の文章作成にも役に立ちます。
④序論ー本論ー結論で本文を書く。
序論、本論、結論の割合は1:8:1程度にしましょう。
①序論を書く
レポートの最初の部分です。まず、課題の確認をします。結論(主張したいこと)を書いておくことも有効です。これに加え、次の項目もあるといいです。
- 本論で取り上げる内容の概略
- 課題の背景
- レポート全体の流れ
- 事例を取り上げる場合は、その事例の概略
②本論を書く
レポートの主要部分です。序論の導入を受け、結論の根拠となる部分を書きます。集めた資料を用いて、具体的に書きます。
- 序論の内容をさらに詳しく書きましょう。
- 資料をもとに、課題に対する回答を根拠を示しながら書きましょう。
(ここでの資料とは、福祉用語辞典、テキストなども含みます。他には、厚労省のホームページを参考にされても良いかと思います)
③結論を書く
本論の内容を受けて、レポートの結論を書きます。まとめであることを意識しましょう。
- 本論で記述したポイントを書きましょう。
- 本論で書けなかったことを書いても大丈夫です。
- 自分の考察などは、ここで書きましょう。
⑤レポートにふさわしい文章で書きましょう
必ず見直すことを意識しましょう。推敲しましょう。
- 無駄な情報は削除しましょう。
- ひとつの文では、一つの事だけを書きましょう。文章があまり長くなりすぎると主語と述語がわからなくなることがあります。
- 文体は統一しましょう。です、ます、である、は統一しましょう。
- 参考文献を明記しましょう。参考文献はレポートの本文のあとに明記しましょう(字数に含めない) (例)「障碍者に対する支援と障碍者自立支援制度」社会福祉養成講座編集委員会編集 中央法規出版2014年
- 改行は適宜行いましょう。
社会福祉士レポートの書き方。実践編(個人的なアドバイス)
私自身のレポート作成プロセスをお伝えします。
私は、全く何もわからない状態だった時、一年目の一番最初に社会福祉全体の大まかな内容を把握するために、「よくわかる社会福祉」の本を購入して、大まかな内容の把握をしました。
それぞれの分野で概要がまとめてあったので、レポート作成の時にも参考になりました。
実際、この本でまとめられている言葉を借りながら文章に仕上げていったレポートはいくつかあります。
以下は、毎月のレポート作成の手順になります。
- 課題の科目のテキストの「はじめに」を読みます。
- 目次と索引から課題のキーワードとなる言葉を探し出し、そのページを読みます(数ページで済みます)
- 序論ー本論ー結論を意識して、大まかな内容を考えます。
- パソコンで書きます。推敲が簡単です。
- レポートが出来上がったら、USBにバックアップを取ります。
- レポート提出。
実際のレポート作成になると、テキストを読み込むにはとても時間がかかります。
最初のころは、ポイントがどこなのか、全くつかめない状態が続きます。
私なりのレポート作成の手順をお伝えします。基本的には、先ほど示したレポート作成手順に沿うようになっています。
レポートが書けない時も大丈夫。まずは、テキストの「はじめに」を読みます。
これで、一冊の内容がつかめます。
次に「目次」を眺める。
おおよそ書かれている内容のポイントがわかります。内容によっては、他のテキストと重なる部分もあります。2年目になるとレポート作成が楽になるのは、一度目を通したことがある内容が書かれていることも多いからです。
課題を読む。
課題は、いくつか選択肢があるようでしたら、自分で取り組みやすそうな課題に取り組みます。課題は、何を求めているのかを明確にしておきましょう。
テキストは全て読む必要はありません。
目次の中から、該当する箇所を選んで読みます。
目次のみでなく、課題となるキーワードを索引から探し出して、そのページも読むと完璧です。
課題の内容に即した文章を抜き出して、自分なりの構成にしてまとめます。
まとめるときには、序論ー本論ー結論の形式にまとめます。自分の言葉で書ければ一番良いのですが、それはとても難しいです。自分なりにテキストや本から抜粋して文章にまとめていきましょう。
書くときはパソコンで書きましょう
文章を書く場合は、是非パソコンで書きましょう。手書きだと間違えたとき、後から書き加えたいときに泣きを見ます。(手書きで提出と言われている場合は、交渉してパソコンで書いてもいいようにしてもらいましょう。それが無理なら、パソコンで下書きをしましょう)
一本レポートが出来たら、必ずバックアップを取っておきましょう
注意・・私はパソコンに3か月分の課題文を仕上げたあとで、パソコンが壊れて慌てました。バックアップでUSBに必ず保存しておきましょう!
忙しい中、いつレポートを書くか
仕事や子育て、介護などで忙しい毎日の中、いつレポートを書くか。これは、通信を取っていた方ほとんどに共通していた悩みでした。
スクーリングの授業の中で、全員で情報を出し合ったことがあります。
一番多かったのは、朝いつもより1時間早く起きてレポートの時間に充てる
次が、ファミレスなどに行き、自分の時間を強制的に確保する
というものでした。
私は、家の中にいると、どうしても家族のことが気になったので、よくファミレスに行ってレポートを書きました。とても効果的でした。
実習も試験対策時もそうですが、家族の協力がないと取り組むことは難しいです。
是非、家族と相談しながら土、日はできるだけ時間を確保してレポート作成に取り組むことをお勧めします。
目的は、履修の単位取得
私の場合は、1年目は比較的概要をまとめる課題が多かったため、楽に取り組めました。
が、2年目になると更に細かく掘り下げないと書けない課題が多く出されました。1年目で課題文の取り組み方を学び、2年目で資料を参考にしてまとめながら、自分なりの意見も織り込んだレポート作成になった記憶があります。
最初は、辛い、と思われるかもしれませんが、慣れです。
1本、2本と書いていくうちに、要領がわかってきます。手を抜けるところもわかってきます。
最後までテキストを読み込んで、理解して、となるととてもつらいです。
手を抜けるところは抜いてレポート学習に取り組んでください。
実際の国家試験とレポート課題は別物でした。国家試験に取り組む時には、
またそれなりの学習の仕方があります。
今は、課題を提出して、科目履修の単位を取得することが最大の目的です。
皆さん、大丈夫です。少しずつ慣れてくるので、是非頑張ってください。
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