NHK巡礼の旅を見て、サンティアゴ・デ・コンポステーラを調べてみました

巡礼の旅の看板 日常生活

こんにちは。

このブログを訪問してくださって、ありがとうございます。

先日、去年(2020年)に放送されたNHKの番組

「聖なる巡礼地を行く~カミーノ・デ・サンティアゴ」

のシリーズを1から3まで見ました。

今回は再放送だったようです。

以前から、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼は興味があったので、

1から3までおよそ3時間分、一気に見ました。

面白かったです。

ここでは、簡単にNHKの番組のご紹介と、サンティアゴ巡礼路の歩き方を調べてみました。

巡礼の旅とは?ルートは?お金は?などがわかるようにまとめました。

NHK巡礼の旅の内容

1500キロに及ぶ、巡礼の旅の途中で、旅人との出会い、

それぞれの旅人が得ていくもの、悟っていく様子、宿の様子、

途中途中の素晴らしい景色を織り交ぜながら静かな音楽とともに描かれていました。

途中で日本人の女性が出演されて、

この過酷な旅に本当に必要な物は何か、

そして旅で出会った高齢者の方たちから勇気をもらったインタビューもあり、

いろんな旅人からこちらが教えられる数々の言葉がちりばめられていました。

宿も知的障碍者がスタッフとして働いているところがあり、

宿泊者とスタッフの温かい笑顔の交流が描かれていました。

実際には、ピレネー山脈を越えるのがとても大変そうで、

高齢の方には体力的にも(特に膝にくるようです)きつく、大変な様子でした。

だけど、実際はひたすら前を向いて歩いていく様子が、

一種の修行僧のようにも見えました。

何も考えずに、ただ身体を動かす。

私は特にこれ、といった宗教を信じているわけではありませんが、一度行ってみたいです。

サンティアゴ巡礼には、カトリック信者でなくても、問題はありません。

巡礼宿にチェックインする時などに、信仰の有無を尋ねられることはありますが、信者でなくても問題ありません。ゴールであるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂で行われているミサにも参加できます。

いよいよ行ってみたい気持ちになってきますね。

でも実際行くとなったら、不安はたくさん。お金はいくらかかるのか、個人旅行でも問題なく行けるようなものなのか?。

ツアーを企画している旅行会社もありました。

サンティアゴ巡礼とは?

サンティアゴ・デ・コンポステーラの歴史

サンティアゴ・デ・コンポステーラとは、ローマ、エルサレムと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつで、スペイン北西部にあります。

カンポ(野原)、ステーラ(星)という意味で、この地名が生まれたと言われています。

9世紀のはじめに12使徒のひとりである聖ヤコブの墓を羊飼いが発見したことで、この町に大聖堂が建立されました。この聖地を目指す巡礼の道は、1000年以上の歴史を持ち、巡礼者は年間約20万人以上になります。

19世紀後半にサンティアゴ大聖堂の祭壇の下の発掘作業が行われ、ついに聖ヤコブの遺骨が見つかりました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラはカトリック教の巡礼地ですが、キリスト教徒以外でも歩くことは問題ないです。フランスから続く巡礼地のうち、スペイン国内への道はユネスコ世界遺産にもなっています。

道の世界遺産は、「紀伊山地の霊場と参詣道」とともに、世界でも珍しいものです。

サンティアゴに至るルート

まずは、スペインまで

一口に巡礼路(カミーノ)といっても、サンティアゴに至る道は、何通りもあります。

主なものは、フランスからは、トゥール(パリ)、ヴェズレー、ル・ピュイ、アルルの4つの町を出発点とするルートで、NHKの巡礼の旅は、このル・ピュイを出発としています。

有名なモン・サン・ミッシェルから出発していくルートもあります。

スペインからサンティアゴまで800キロ(カミーノ・フランセス)

スペインからはロンセスバジェスから始まって、終着点のサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの道を「カミーノ・フランセス(フランス人の道)」と言い、巡礼者の数が最も多いルートです。巡礼者用の宿泊施設(アルベルゲ)や道標となる矢印が多いので、初めての巡礼者はこのルートを選ぶようです。

フランス側のピレネーのふもとの町サン・ジェン・ピエ・ド・ポールから出発して終着点のサンティアゴ・デ・コンポステーラまで800キロの道のりを33日くらいかけて歩くものです。

巡礼者として認めてもらうには

巡礼の手段は、徒歩、自転車、騎馬の3つの手段のいずれかを選ばなければなりません。一番多いのは徒歩。ゆったりとした巡礼を楽しめ、達成感も味わうことができますが、重いリュックを背負い、何百キロも歩くのは相当ハードです。

最短で達成するには

最低でも最後の100キロを歩いたという証明が必要です。サリアからスタートすると良いでしょう。早い人で4日、たいていは5日かけて達成できます。スタート地点のサリアでは、必ずスタンプをクレデンシャルに押してもらい、通過する村、バルでも一日2つ以上のスタンプが必要です。日本から移動する日数も加えて10日ほどで達成できます。

自転車で行く方法も

自転車は走行距離が徒歩の何倍にもなりますが、荷物を自転車に乗せることができることが利点です。但し、平地ばかりではなく、山道では自転車を担いで登らなければなりません。雨の日もあります。故障もあります。最低でも200キロ移動したという証明が必要です。

騎馬は現代では少ないです。

準備するもの

巡礼のお決まりのスタイルはリュックと杖。リュックにはホタテ貝をぶら下げる人が多いです。重さは10キロ前後に抑えるのが理想です。どうしても多くなってしまった場合は、荷物を次の宿まで送ってもらうこともできます。(バッグ一個あたり4~5ユーロで会社により違います。15キロまでのようです)。

基本

  • リュック・・30~50リットルの体に合ったもの。大き目が楽
  • 靴・・靴底が堅いもの。吐きならしておくこと
  • 杖・・1~2本。伸縮性のポール(道中でも購入できる)

リュックの中身(衣類)

  • 下着・・2組
  • 半そでシャツ・・1~2枚
  • 長袖シャツ・・1~2枚(日よけにも便利)
  • ズボン・・2本
  • 靴下・・2組(厚手のもの)
  • 手袋・・朝晩寒い。防水性のものがよい
  • 防寒具・・フリース、ダウンなど。夏でも夜は寒い
  • レインスーツ・・上下一組。防寒具としても。ポンチョ型のものが便利。

リュックの中身(その他)

  • サンダル
  • 寝袋(アルベルゲに宿泊するなら必ず)
  • 日焼け止め
  • サングラス
  • タオル大小一枚ずつ
  • 歯磨きセット
  • 入浴セット
  • 救急セット
  • 水筒(ペットボトルでも)

など

他に必需品としては

  • パスポート
  • クレデンシャル
  • ホタテ貝
  • キャッシュカード

となります。

クレデンシャルとは?

自分が巡礼者であることを証明するためのパスポートのようなものです。

まず、これを入手することから始めましょう。クレデンシャルには、氏名、国籍、巡礼の目的などを記載する欄があり、これを示すとアルベルゲ(巡礼宿)に宿泊できたり、美術館などの入館料が割引になったりします。

巡礼で立ちよった場所でスタンプを押すこともできます。巡礼証明書をもらうときにも必要になります。

目的には、「宗教または精神的なものを求めて」とすると巡礼証明書になりますが、そうでない場合は、到達証明書になります。

誰でも入手できます。日本でも「日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会」が発行しているので日本から巡礼を始めることができます。もちろん、現地の教会、観光案内所、宿泊施設でも発行しています。

宿泊施設アルベルゲについて

サンティアゴ巡礼路では、市役所、町役場、教区教会、巡礼の団体などが巡礼者のために提供しているアルベルゲと呼ばれる宿があります。

  • 泊まるためには、クレデンシャルを持っていることが条件です。
  • パスポート番号も受け付け時にチェックされます。
  • 公共や教会のアルベルゲは5ユーロ前後請求されるところもあり、食事はついていません。
  • 個人経営のアルベルゲもあり、10ユーロほど。
  • ベッドは2段ベッドでマットのみ。寝袋が必要です。
  • 男女同室で、トイレ、シャワーは共同。
  • 雨風をしのげる屋根、というイメージ
  • 予約制度はなく、到着した順でベッドがなくなっていきます。
  • 基本は一泊です。

他には、一般の人も宿泊できるペンションが15~30ユーロほど。ペンションホテルでトイレ、シャワー、テレビなどが付くと50ユーロほどになります。

お金はどれくらいかかる?

アルベルゲに宿泊だと食事代も入れて、一日30~50ユーロほどはかかります。ときどきホテルに泊まるとその分、費用はかさみます。おおよそ一か月で1500ユーロでしょうか。

余裕を持っていきましょう。

その他に、日本から現地まで行く交通費その他がかかります。

おおよそ17万円から20万円ほどは見ていたほうがよさそうです。

たまに、ホテルに泊まったりすることも考えると、一か月40万円は見ておきましょう。

ツアーもあります

自分で飛行機から、移動から手配するのは何かと心配なものですね。

そんな方には、ツアーもあるようです。今はコロナ禍でしょうか、募集はしていないようですが、ツアー代金は最後の100キロの行程で12日間で45万円ほど。

でも、ホテル宿泊、食事代込み、荷物も次の宿泊場所まで運んでもらえるし、添乗員も同行されるようです。パート1からパート5までツアーが分かれていて、最初から800キロの行程を旅行することもできるようです。

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巡礼の旅まとめ

  • いろいろなルートがあるが800キロの行程を33日ほどかけて歩く行程が一般的
  • 最後の100キロを歩くだけでも巡礼者として認めてもらえる
  • クレデンシャルという手帳が必要
  • 800キロの行程を安く済ませるとしても40万円はかかってしまう
  • 最後の100キロをツアーで参加することもできる。12日間ほどで45万円ほど

日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会監修の「世界遺産サンティアゴ巡礼路の歩き方」を参考にしました。私は、図書館で借りましたが、買うこともできます。

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