こんにちは。
シニアのあっこさんと申します。
社会福祉士の資格を50台後半で取得しました。
今もこの資格を活用して、週に2~3日のパート勤務を続けています。
今回は、この仕事を始めてから街中のいわゆる困った人(困っている人)に対する対応が自分で変わってきたと思うので、そのことをお伝えできればと思います。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
困った人ってどんな感じの人?
先日、仕事で警察に行きました。そこで見かけたパンフレットがとても素敵だったので、ご紹介します。

タイトルは、「あたたかく見守ってください」
写真からは少し見にくいですね。
こちらに書いておきます。
あたたかく見守ってください
障がいからくる様々な行動があります。
①ぴょんぴょんぐるぐる
感覚を楽しんだり緊張や不安を解消するために、何度も飛び跳ねたりぐるぐる回るなど、同じ動きを繰り返すことがあります。
②ぶつぶつ
独り言を言いながら趣味の世界を楽しんだり、出来事を繰り返し思い浮かべて気持ちの整理をしていることもあります。
③いつもの場所
特定の場所にこだわることがあります。いつもの場所だと安心できます。
④うろうろ
気持ちが落ち着かない時、歩き回って平静を保とうとすることがあります。何もしないで待つことが苦手な人もいます。
⑤大きな声
聴覚の過敏さから耳を塞いだり、自分の声で落ち着こうとして大きな声を出すことがあります。先の見通しが立たず不安になっている場合もあります。
⑥集める、触る、整頓する
コレクションのようにものを集めることにこだわる人もいます。チラシはデザインが豊富で紙質も様々なため魅力的です。
(このポスターは横浜市港南区自立支援協議会が制作されたポスターを一部加工されたものです)
困っている人は周りにたくさんいます
どうですか?皆さんもきっと今までにこのような方たちに出会ったことはあるのではないでしょうか?
動きが小さい人から大きくて派手な人までいらっしゃると思いますが、みなさん、自分の気持ちを落ち着けようとした動きだということが分かっていただけますか?
根本となる原因は、さまざまです。知的に課題がある人、発達障害の人、精神的に不安定な人、いずれも見た目では、わかりづらい困り感ですね。そうではなくても、何かショックなことが起きたりしたら、上記のような行動を取ったりすることもありますよね。
私たちは、松葉づえをついている人や、白い杖を持っている人や盲導犬を連れている方と出会うと、すぐにそうと分かり、よけたりお手伝いをすることができます。
目には見えにくい障害
でも、見た目が全く普通だと内なる困り感には、気づくことができません。
それでも、上記のような動きをされている方がいたら、嫌な顔をしてよけたり、興味本位で見つめたり、睨みつけたりすることは、是非やめてほしいと思います。
困っている人に出会ったら
出来たら、そっとしておいてあげてください。もし、大変そうだと思われたら「何かお手伝いできることはありますか?」と正面から優しく声かけされてもいいかもしれません。
バスや電車で、ご自分が座ってしまった場所に座りたがっている方がいたら、譲ってあげてもいいかもしれません。
ご家族などに電話連絡を取ることができるかもしれません。
上記の困った行動は、困った、と書いてありますが、普段私たちも何気なく動いてしまうことがよくあります。④のうろうろする、など緊張しているときは、皆さん動いてしまう方多いと思います。ぶつぶつ言ってしまう、もそうですよね。ぴょんぴょん飛び跳ねる、などは子供たちはよくやっています。
おそらくは、上記の行動を外で取ってしまう方は勇気を出して一人で外出されているのです。
頑張っている人たちなのです。
私は、みんなきちんと整列してじっと立っている集団の方がむしろ怖いです。
どうか、温かい目でみていただけると嬉しいです。
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